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シールド
エレキギターはピックアップの電気信号をアンプに届ける事で
大音量のサウンドを響かせます。その為のケーブル(コード)の事をシールドと呼びます。
値段はピンキリで、同じ物でも長さが長いほど値段が上がります。
スマートフォンの充電コードみたいな価格イメージと言えば伝わりやすいでしょうか?
シールドは、ほとんどの方が様々な長さで複数本所持しています。
ギターとアンプを繋げるだけであれば1本で良いのですが、いざライブをやる際には
エフェクター同士を繋いだり、前述のチューナーを繋いだり、ギターとアンプの間には
様々な機器が接続されています。その機器の個数分シールドは必要になります。
ギターとアンプの間に音色を変えるエフェクター(EF)を3種類繋いだとしたら
ギター⇒EF①⇒EF②⇒EF③⇒アンプ
となり、【⇒】の数がシールドの必要本数となります。ここでは4本のシールドが必要です。
シールドの種類と用途
シールドケーブル
一般的にシールドケーブルと言えばギターとエフェクターを繋ぐ、
エフェクターとアンプを繋ぐといった少し長めのケーブルの事を言います。
略して【シールド】と呼ばれるのは、電気信号の通り道である伝導体を
シールドと呼ばれる絶縁体と外部伝導体で包み込んだ構造になっている為です。
長さや素材で価格はさまざまな種類があり、素材や構造によりギターのサウンドに
大きく影響を与える為、自分の好みのシールドを選ぶのが良いです。
試し弾きさせてくれるところがあれば色々試してみて下さい。
また、シールドは消耗品です。
プラグからの抜き差しや持ち運び、演奏による屈曲などでノイズが増えたり断線したりします。
ギターの微弱な電気信号は外部からのノイズに弱いので、一般的にはケーブルは太くて短い方が
影響を受け辛く良いとされています。
そういったノイズ対策や耐久性を追求すればするほど、値段は上がります。
多少語弊はありますが、シールドは同じ長さなら値段にほぼ比例して、良品になっています。
同じ3mのシールドでも下は数百円から上は数万円までするものがあります。
初心者の方は3mで2,000円~3000円位のもので選べば良いと思います。
1,000円しないようなケーブルはノイズが酷かったり、すぐに断線したりと
がっかりする上に、買い直しの為に結局高く付きます。
ちなみに自宅や一般的なスタジオで演奏する場合は3mが2本もあれば十分だと思います。
パッチケーブル
パッチケーブルと呼ばれるシールドは、数十センチの短いシールドの事を言います。
長さは様々ありますがいずれもギターやアンプと繋ぐには短くて使えない長さの
シールドです。基本的な構造はシールドケーブルと同じで呼び方が違うだけです。
こちらも、数十センチでこんなに高いの!?と驚くほどの高級品から数百円の
安いものまでありますが、1,000円以上のもの、出来れば2,000円以上のものを推奨致します。
理由は、シールドケーブルと同じです。
その他の接続機器
インターコネクションプラグ
ケーブル部分を持たず、直ぐ隣り合った機器同士を接続する為に使います。
こちらもコンパクトエフェクター同士を綺麗に並べて接続する際などに
使ったり出来ますが、ケーブルによる遊びがない為、
誤って足を引っ掛けたり、ぶつけてしまうというような、機器に衝撃を与えると
はずみで抜けてしまう事もあります。(ありました。)
エフェクターが動かないように固定されている状況下でならば、
スッキリ並べられて、ケーブルの遊び部分が飛び出る事も無いので
非常に便利なパーツではあります。
最後に
まとめ
シールドはギターやアンプ、そしてその間の機器を接続する為に使用するケーブルです。
その為、接続する機器が多ければその分シールドが必要になります。
ノイズに弱いギターの微弱電流をノイズから守る為に試行錯誤された構造をしていますが
ノイズを通さない構造であればあるほど値段は高価に。また、断線し辛い構造になればなるほど
高価になります。
値段に比例して音の劣化は少なくなりますが、高い所を見るとキリがないので
初心者の方は2,000円~3,000円、ちょっとお金に余裕があるならば5,000円位までの
シールドを準備すればある程度の耐久性もあり、問題ないものと思います。
1,000円未満はオススメしないと言いながら、1,000円未満も含んでますが…
オススメのシールドケーブルを少しご紹介致します。
初心者にオススメのシールド
最初の1本としての定番シールド
学生時代の私はこのコードを良く使ってました。
パッチケーブルもプロビデンスのお得な4個セットがオススメ。
1,000円未満とは思えないコストパフォーマンス!